3-3 森林の生き物

()()()(いき)の森林の生き物

森林を歩くツキノワグマの写真

ツキノワグマ

ツキノワグマは、胸に三日月形やV字形の白いもようがあるのが特ちょうです。
木登りがうまく、春は木の花や新芽、夏はこん虫、秋にはドングリの木の実などを食べます。

ニホンジカ

ニホンジカのオスは角をもっていて、毎年はえかわります。草、木の枝(えだ)や葉、樹皮(じゅひ)など、ほとんどの植物をたくさん食べます。
オスとメスは、別の群れ(むれ)で行動します。

森林の斜面に佇むオスジカの群れの写真

森林を走るニホンカモシカの写真

ニホンカモシカ

ニホンカモシカは、シカの仲間ではなく、実はウシ科の動物です。国の特別天然記念物にも指定されています。
なわばりをもって生活し、主に草を食べます。角は,オスとメスにあり、はえかわりません。

タヌキ

タヌキの毛は赤みがかっていて、目の周りと足が黒いのが特ちょうです。東京の森はもちろん、都心でも見かけることがあります。

草むらでこちらをじっと見るタヌキの写真

前足と後ろ足の間の膜を広げて、木から木へと飛び移るムササビの写真

ムササビ

ムササビはほ乳類(ほにゅうるい)ですが、木の穴などに巣をつくり、木の実などを食べて生活します。

オオタカ

オオタカはタカの仲間で、オスが羽を広げると1mほどになります。ハト類、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥を、空中でつかまえて食べます。

木の上の巣から、羽を広げて飛び立とうとするオオタカの写真



島の森林の生き物

地面にいるアカコッコの写真

アカコッコ

アカコッコは、伊豆諸島(いずしょとう)とトカラ列島にしかいない鳥で、国の天然記念物に指定されています。地面でミミズや虫を食べますが、木の上でクワやタブの実を食べることもあります。

オガサワラオオコウモリ

オガサワラオオコウモリは、小笠原諸島(おがさわらしょとう)だけに住むコウモリです。木にぶら下がって眠り、木の実や葉、花やみつを食べます。

木にぶらさがる、オガサワラオオコウモリの写真

森のつながりって?

森林の生きものや土、空気の密接な関係性を示すイラスト

森の中では、生き物と太陽、空気、水、土が、それぞれの役目をはたして、ゆたかな自然をつくっています。

植物は太陽のエネルギーを使って、栄養分と酸素(さんそ)をつくり、成長します。

その実りや酸素は、鳥や動物、虫たちすべての生命を支えています。動物や虫は、もっと強い動物や鳥たちに食べられ、強い動物達も、やがて死んで土にかえり、植物の栄養分になります。

自然の中では、このようにいろいろな関わり合いによって、つながっています。どの役目も欠かせません。

外国や他の地域ちいきからやってきた生き物の影響えいきょう


後ろ足だけで立ち上がるアライグマの写真アライグマ

わたし達にとって身近な、ペットや家ちく、草花などの中には、外国や他の地域からやってきた生き物がたくさんいます。


このような生き物の中には、人間のくらしの役に立っているものもいます。 でも、中には人間にすてられたり、私たちが気づかぬうちにぐうぜん運ばれるなどして、森林や畑、住宅地(じゅうたくち)など、国内のいろいろな場所でふえてしまったものが、数多くいます。 そして、もともとその場所に住んでいた生き物を食べてしまったり、すみかやエサをうばうなどして、自然のつながりに変化を起こすことがあります。


アライグマもそのような生き物の一つで、もともと北アメリカにいたほ乳類ですが、今では多摩地域の森林でも見ることができます。
日本では一時期、ペットとして人気がありましたが、成長すると気性があらくなるため、かいきれなくなり、森林の中にすてられてしまったことなどが原因で、国内各地に広がったといわれています。


アライグマは雑食性(ざっしょくせい)で、果物や野菜、生ごみだけでなく、カエルなどの小動物も食べます。 繁殖力(はんしょくりょく)も強く、自然のつながりに影響が出ています。 また、農作物や、家屋への被害(ひがい)もふえています。
このように、もともとあった自然環境(かんきょう)に影響をあたえる生き物の侵入(しんにゅう)や増加(ぞうか)、被害をふせぎ、自然のつながりを守るには、私たちの行動も大切です。


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